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久々に

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2009年 8月 8日(土)00時27分18秒
     半年以上放置されていきなり書き込まれる、そんな読書感想文を読んでくれている
奇特な人がいったいどのくらいいるのかわかりませんが、とりあえずは自己満足までに。

’09年2~8月
●『星虫年代記1』『〃2』岩本隆雄/朝日ノベルズ
『星虫』とそれに連なる物語4冊分を新装版で出すついでに大幅加筆・修正、
そして描き下ろしの新章もおまけにつけてぶ厚い新書が2冊。
技術関連の言葉や描写を最近のものに近づけたのと、各作品のリンクを強化した以外は
それほどソノラマ版との印象の違いは無し、新規追加エピソードも、まあ個人的には
一番知りたかったところじゃないけどここも読めて良かったと思いました。
ただ、挿絵があまりにも……あまりにも……
小説の挿絵はなくてもいい派ですが、あるならあるでちゃんと文章中の表現に沿った絵を、
できれば見るに耐える絵柄でお願いしたいと思う所存です。
いくらソノラマ版で絵師が三人いて誰を公式に定めても角が立つからって、
ここまで単価の張る本の絵をこう下手な人に描かれたらよほどの作者ファンでもなければ
手に取るのを躊躇っちゃいそうなレベルではないでしょうか……

●『フリーランチの時代』小川一水/ハヤカワ文庫JA
一部別の長編の外伝的なものも含まれてますが、ほとんどは一つのテーマを
様々なアプローチで描いた短編集です。お題は「生と死」。
といっても大仰な話ではなく、ある日いきなり全然感動的でも何でもない経緯で
不老不死になってしまったミッションスペシャリストの話とか、
医療が進歩しすぎて人類がたまたま不老不死になってしまった時代のお役所仕事の
苦労とか、事故で死んだも同然なのになぜか死んでない人の話とか、
宇宙まで進出してなお引きこもってる人の話など、語り口によってはダークな領域に
突っ込んでしまうそうなネタをさらっと描いてて、でも気が付くと心の奥の方に
すごく染み込んでいる、そんな感じ。
小川さんはやっぱり短編集の方が面白い気がします。

●『ガンパレード・マーチ 九州奪還5』『〃0 萩 幽霊戦線』榊涼介/電撃文庫
やけに長く感じた九州奪還戦もここで一旦終了。
勿論ただ鉄量と人命を投入しているだけで取り戻せるわけもなく、最後は
政治的な対話とか腹芸にも一働きしてもらう事になるのが面倒くさいところです。
『萩~』の方は時間をまた戻して山口戦の収拾と、市街での見えない敵との情報戦。
善行大佐の回りくどい(誉め言葉)戦いをとくと見ろ!
しかし文中に占めるデータ提示部分が多いのは戦記物だから仕方ない事として、
結構シリーズ通して誤字誤表記が多いのが気になりました。
特に地味な名前と存在感の小説オリジナルキャラがあっちこっちでそれぞれの
お仕事をしているので、人名を間違えられると一気に話が解らなくなるのです。

●『ころころろ』畠中 恵/新潮社
既に病弱さが一種の芸と化しつつある長崎屋の若だんなシリーズで、今回は
短編集ではなく連続したエピソードを重ねて一つの事件を追っていくタイプの話。
人が人であるゆえの弱さとか醜さとかどうしようもないところが描かれる一方で
神や妖もその強さ純粋さゆえにやはりどうしようもなく駄目だったりして、
読み終えたあとに微妙な切なさというか無力感。

●『千年の黙(しじま) 異本源氏物語』森谷明子/創元推理文庫
あの紫式部を探偵役に、そのお付き女房(最初のエピソードでは女童)をワトソン役に
平安時代前期の宮中周辺で起こったちょっとした事件を解き明かすミステリー。
というのは小説の一部分で、別の切り口ではあの時代の少し手順の面倒な恋に悩む
男女の話だったり、後宮を巡る権力闘争なんて鬱陶しいものに巻き込まれざるを得ない
人々の苦労だったりといろいろあるわけですが、やはり一番の大筋は
好き好きはどうあれ日本文学の金字塔ではあるあの物語にまつわる部分。
物語を書いた人、執筆者を見守る人、胸をときめかせて読む人書写して広める人、
物語の愛読者でありながら政治的な都合でその物語を歪めることになる人など色々いて、
印刷技術など無い時代の物語がうっかり千年後まで読み継がれる事になる経緯の一端を
ライブで見たような錯覚に陥れるのが面白いです。
なお平安時代の話とはいっても多少古文の授業で習うような名詞が出てくる以外は
地の文も会話文もさっぱりした現代語で書かれているので普通に読みやすく。

なにげに、端々に出てきては最後においしいところを持っていった藤原実資さん
ちょっとかわいいです。
 
 

忘れてたけど

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2008年11月 6日(木)23時53分15秒
  いちおう自分で決めた書式どおりに書くべきでしょうか。

’08年9~10月
●『天の光は全て星』フレドリック・ブラウン、田中融二訳/ハヤカワ文庫
感想は↓下の記事

●『陰陽師 瀧夜叉姫』(上・下)夢枕獏/文春文庫
晴明と博雅、影薄いな!
っていうかどう見ても蘆屋道満が主役です。本当にありがとうございました。
話的には「平将門は蠱毒で作られたんだよ!」「な、なんだってー」って
言いたかったんだなあという感じでしたが、それはさておいても
俵藤太のおっさんはカッコ良すぎだと思いました。
あと維時さんは地味においしいところを持って行きすぎだと思いました。

しかし、前の生成り姫の時にも思ったけど
このシリーズは1話完結の短編集の方が面白いですな。

●『夏休みは、銀河!』(上・下)岩本隆雄/朝日ノベルズ
朝日ソノラマの刊行予定にずっとタイトルがあったのに発売日未定のまま
気がつくとレーベルが消滅してたり色々ありましたが
ようやくお目にかかることができました。

毎度おなじみの「宇宙の命運を左右しかねないなにかが地方都市の裏山で寝てました」
とか「地味な原石をちょっと磨いたらいきなり光り輝き始めました」パターンは健在、
ただ対象年齢を小中学生向けに絞りすぎたのか伝奇っぽさはがくんと下がってた感。

ところでなんか次回作に繋げる気満々っぽいラストでしたが、
それは一体何年後くらいになるのか…
(とか言って割とすぐに出たりしたらそれはそれで)

●『ガンパレード・マーチ 九州奪還4』榊涼介/電撃文庫
もうここまで来ると小説オリジナルキャラの出番の方が大部分を占めてて
ゲームのノベライズというよりはゲームキャラが時々出てくる仮想戦記、みたいな趣。
まあ面白いのでいいと思いますが。

しかし遠坂はどんどんおかしい人に……(おもに頭が)

●『ライトジーンの遺産』神林長平/ハヤカワ文庫
なんで同じ本3冊買うの? と聞かれれば
ハードカバーもいいけどやっぱ持ち歩く用に文庫が欲しい→
しかしソノラマ文庫版の表紙はイヤだ(内容には関係ないけど気分的に)→
なんか攻殻みたいだけどまあいいかー
的などうでもいい事情で。

何度読んでも菊月虹さん41歳ののんべんだらりとした人生観には憧れます。
そしていつ見てもMJさんは萌えないヒロインだと思います。面白いけど。
 

たまにはちょっと書いておく

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2008年 9月 8日(月)20時20分7秒
  「天の光は全て星」読了。
ずっとタイトルだけ知ってたけど絶版で読む機会もなかったのが
ようやく復刊されてこの年にして読めました。
いや、これはある程度年寄りになってから読む本だよね!
若くて無駄に将来への展望に溢れてる時期に読んだらきっとフラストレーション溜まる。

終幕はとにかくラストのページまで「あ、泣きそう、泣きそう」と思いながら
一気に読みました。じわっとしただけで泣かなかったけど。

そしてあとがきコメントの中島さんはいくらなんでもグレンラガンの話しすぎなので
アニメと全然関係なくこの本買った筋金入りのSFの人に怒られるんじゃないかと
読んでるこっちが無用にビクビクしてしまいました。
 

もはやこの一年で何をどれだけ読んだのやら

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2007年10月23日(火)01時08分7秒
  気が付くと余裕で1年くらい放置してたわけで。
もう置いといても業者が広告貼りに来るだけだし止めようかなこれ…

『今日の早川さん』読んだら読んだ本のタイトル列挙するだけの事もなんだか空しくなった!
とか他人のせいにするのは良くない。
 

無駄ですから業者さん

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2006年11月 5日(日)22時35分28秒
  また変な巡回ロボが来る季節になりましたが実質私しか見てない掲示板にそんな宣伝されてもなー。

…と思って管理ページに入ったら迷惑投稿のホストをハネる機能が追加されてたので早速活用。
 

’05年11月~’06年9月

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2006年 9月30日(土)06時20分46秒
  サボりすぎて何読んだか殆ど忘れちゃった(ほぼ1年やんか)
とりあえず憶えてる分はタイトルだけメモっておきます。

●『象られた力』飛 浩隆/ハヤカワJA

●『超妹大戦 シスマゲドン』古橋 秀之/ファミ通文庫

●『ファイナルシーカー』小川 一水/MF文庫J

●『セレンディップの三人の王子』エリザベス・ジャクソン・ホッジス
真由子 V.ブレシニャック、中野 泰子、中野 武重 訳/バベル・プレス

●『合成怪物の逆しゅう』レイモンド・F.ジョーンズ、半田 倹一 訳/岩崎書店

●『バッテリー』4、5巻 あさのあつこ/角川文庫

●『アコギなのかリッパなのか』畠中 恵/実業之日本社

●『タイタンの妖女』カート・ヴォガネット・ジュニア、浅倉 久志 訳/ハヤカワ文庫

●『陰陽師 龍笛の巻』『陰陽師 大極の巻』夢枕 獏/文春文庫

●『ガンパレード・オーケストラ 白の章』榊 涼介/電撃文庫

●『うそうそ』畠中 恵/新潮社

●『百万の手』畠中 恵/新潮文庫

●『日本冒険 第一巻・異界の旅へ』『〃 第二巻・太陽の輪廻』梅原 猛/角川文庫

●『機神咆哮デモンベイン 軍神襲来』古橋 秀之/角川スニーカー文庫

●『カラスはどれほど賢いか』唐沢 孝一/中公新書
 

危ない危ない

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2006年 3月 1日(水)22時06分19秒
  暫く放置してたから落ちたのかと思った…

去年の11月から読んだ本が溜まってるけど何月に何読んだか忘れちゃったのでそのうちまとめて書く。
 

業者さん、ここに貼っても無駄だから その2

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2005年11月30日(水)00時09分39秒
  長すぎて分割しちゃったんで一応もう一回。

’05年9月
●『鏡像の敵』神林 長平/ハヤカワJA
『時間蝕』から「時間蝕」以外の短編を再録+表題作。
神林さんの文庫本で持ってないの『時間蝕』だけなのにあんまりです。

●『老ヴォールの惑星』小川 一水/ハヤカワJA
短編集なのでいつもラストに来るアレもさほど気にならず読めるのがいいなあと。
表題作に出てくる変な生き物とか好きですよ。あと「漂った男」のタワリ中尉が格好良すぎ。

●『13か国語でわかるネーミング辞典』学研
英・仏・独・伊・西・葡・蘭・ラテン・ギリシャ・露・中・韓・アラビア語の各言語で対応する名詞が
並べてあるだけなのですがコレが何かもう凄く便利。

’05年10月
●『アルスラーン戦記11 魔軍襲来』田中 芳樹/光文社ノベルズ
去年のちょうど同じ頃に「あと2ヶ月で今年が終わっちゃう」とか書いてあった例のソレが
翌年になってから悠々と刊行。
前の巻があっちこっちでみんながピンチなあたりで引いてたんで今度こそ大規模な人死にが出るのかと
かなり身構えて読み始めましたが意外と皆さんお元気で拍子抜け(名無しの一般兵とかは別として)。

なにやらバタバタと懐かしいキャラが再登場したり、新キャラが唐突に出てきたりと忙しい割には
わりと密度の薄い印象。舞台や勢力があちこち散らばりすぎて散漫になっちゃったのかなあ。

●『はだかの太陽』アイザック・アシモフ/ハヤカワ
『鋼鉄都市』は店頭在庫が無くて古本で探したというのにその後くらいで映画に合わせて重版という
微妙に悔しい思い出。

まあそんなわけで暫く積みっぱなしだったのを最近読んでみましたがやっぱダニールは良いですね。
なんとなく愛嬌とかパーソナルとかを感じるのに結局は機械の範疇から1歩も出ないとことか。

●『ある日、爆弾が落ちてきて』古橋 秀之/電撃文庫
ケイオスヘキサ時代のハジケっぷりを包み隠してなんかいきなりジュヴナイルに走ってる感。
でも爆弾とか死者の夜とか黒いところがやっぱり滲み出てるようなわざと黒く見せてるような。
言われて見れば短編全て時間SF。「おおきくなあれ」なんて語り口が軽い割にあの短さの中へ
あれだけの情報量を詰め込める職人芸が素晴らしいと思いました。

しかしイラスト恥ずかしいって言うか、文中の表現と露骨に違ってるところがあるのは如何なものか。
 

業者さん、ここに貼っても無駄だから

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2005年11月29日(火)23時47分20秒
  どうせサイト主しか見てないような寂しい読書日記ですよ?

まあそういえば再開してから何も書き込んでなかったからとりあえず、
下半期に読んだ本でもメモっておきます。

’05年7月
●『五人姉妹』菅 浩江/ハヤカワJA
全てのタイトルに「人工的に造られたもの」が登場する短編集。
『博物館惑星』の時もそうだったけど、ネタやテーマは好きなのに語り口が(個人的に)
微妙に合わないのが勿体ない。

それはそうと「夜を駆けるドギー」の掲示板のくだりうを読んでると
一生懸命2ちゃんねるとか見て参考にしたんだろうなあという生暖かい気分に。

●『マルドゥック・スクランブル-圧縮-』『 〃 -燃焼-』『 〃 -排気-』冲方 丁/ハヤカワJA
陰謀に巻き込まれて瀕死の重傷を負いサイボーグ化された美少女が2丁拳銃をぶっ放して巨悪と戦うという、
かいつまんで書き出すと今どき著しく手垢の付いたネタなんだけど内面までしっかり描き込まれたキャラと
魅力的なガジェットで3冊分のストーリーを一気に読ませる疾走感。
フィジカルを限界まで駆使した銃撃戦、頭脳と運で駆け引きをするカジノ勝負と、動と静のコントラストも
見事な終盤の展開は圧巻でした。

そして例の如く喋るネズミ萌え。

’05年8月
●『おまけのこ』畠中 恵/新潮社
いつもの長崎屋の若だんなシリーズ。
前3作で登場したゲストキャラも何人かはぽつぽつと再登場してたりで準レギュラー化、
だいぶ作中世界も広がった感じです。

お雛さんの話とかありんす国とか、女性の作家さんならではの筆致が結構好きかもしれません。
 

とりあえず過去ログ(3)

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2005年 7月14日(木)01時39分2秒
  ’04年10月
●『ガンパレード・マーチ 5121小隊九州撤退戦』(上下)榊涼介/電撃文庫
コンシューマーゲームのノベライズというとまずハズレ率9割以上って感じもするわけですが、珍しく
榊版ガンパレは『~5121小隊の日常』あたりから結構いいなあと思っててずっと買ってました。

熊本城攻防戦成功したのに九州撤退なの? とか狩谷はあのままなんとなくいい方向に行っちゃうん?
とか茜やヨーコさん影薄いまんまだったとかオリキャラ頑張りすぎとか色々と釈然としないところも
ないではありませんが、ヒーローが一人で世界を救うお伽噺じゃなくてそれなりの戦記物として
オチをつけるならあの辺で(それでもだいぶ奇跡起こってるけど)手を打つしかないのかなあと。

●『アルスラーン戦記』(新書版1~5)田中芳樹/光文社
今年中には新しい巻が出るって話はどこへ行ったのかなあ~
いやまだあと2ヶ月は余ってるけど。

通して読み返してみると、やっぱり『征馬孤影』『風塵乱舞』あたりが面白かったピークで第二部に
入ってからは結構パワーダウンしてるような気が。
もういい加減この先誰が死ぬのかとかであんまりドキドキもできないような感じはしますが
できればジャスワントとイスファーンには生き残ってほしいところです。ついでにトゥースも。

’04年9月
●『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』J・K・ローリング/訳:松岡祐子/静山社
この本、もっと日本語訳が流暢でハードカバー2分冊じゃなくてあんなに高くなけりゃそんなに
腹も立たないのに。新潮文庫くらいの文字サイズなら新書版1冊くらいに収まるはず。
客の年齢層に合わせて最初から2種類くらいの版型で出してくれないかなあ。
儲かってるうちに是非。

えーと内容は…
主人公がストーリーへの貢献度以上に鬱陶しいっていうのはどうかと思いました。

●『ミドリノツキ』(上中下)岩本隆雄/ソノラマ文庫
3冊もある割に『星虫』1冊分のボリュームに足らないくらいの読後感。
いや面白くはありましたけど。
お話自体はいつものボーイ・ミーツ・ア・ガールでちょっとだけ昔話っぽいエッセンスでという
アレなんだけど、なんていうか最初から最後までバタバタと軸足を移しすぎだったようなそんな印象。
あとはヒロインが皆ビミョーにタイプから外れてるからかなあ。
ピュンは相当に可愛くてたまらんかったのですが。

●『The MANZAI 2』あさのあつこ/カラフル文庫
1巻を読んだときにも思ったけどこの人はいったいどこまで自覚的にやっているんだろう(謎)

小学校高学年~高校生あたりの子供が持つ、他者への友愛と羨望と独占欲と自意識過剰とその他
諸々が入り混じった複雑な気持ちは恋とか友情とかいう言葉でひとくちに括るには難しいんだろう
ことは何となく体験的に憶えているのではありますが。

あの痛カユさを所謂青春って言っちゃっていいんだろうか。なんか違う気もする。
 

とりあえず過去ログ(2)

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2005年 7月14日(木)01時37分3秒
  ’04年8月
●『ねこのばば』畠中恵/新潮社
内容はさておき帯に書いてある「映画化プロジェクト始動!」に一番ギャッ! って感じ。
とりあえず仁吉さんは堺雅人氏あたりでお願いします。

相変らず若だんな周辺がのほほんとしてるのに起きる事件はやたらと陰惨という不思議なバランス感覚で
感心しちゃいますが、佐助の過去話はほんとにもう怖かったというか途中まで微妙に違うんじゃないの?
などとも思いつつミスリードに引っ張られてビクビクものでしたというか。

●『タツモリ家の食卓』(1~3)古橋秀之/電撃文庫
なんかいきなり読みたくなって引っ張り出しては見たものの、やっぱり3巻目まで読んでいくと
続きの巻がないのが大変に口惜しくてイライラします。
全巻出揃ったら「YONDA?」にレビュー書こうと思って待ち構えてるのに!
たまに未収録分の載ってる電撃hpのバックナンバーを10冊分くらい買ってしまおうかという
衝動に駆られたりもしますが、売り場に行って実物を手に取るとあまりの対費用効果の悪さに
思いっきり躊躇してしまうという無限ループ。
だって他に読むもの無いのにあの値段……_| ̄|○

●『斬魔大聖デモンベイン 機神胎動』鋼屋ジン+古橋秀之/角川スニーカー文庫
元ネタのゲームをやってもいないという致命的な状態で読んでしまった割にはけっこう面白かった。
クトゥルーでスチームパンクで熱血ロボっていう辺りのお題が相性良かったんだろうなあ。
原作ゲームの前日譚な体裁のためいまいち劇中の出来事が片付いておらず食い足りない印象なのは
仕方ないとして、「パンチカードで魔導書!」とか「モールス信号で機械神召喚!」とか
そういう辺りのセンスが本当にすごい好きだなーと。

●『星虫』岩本隆雄/ソノラマ文庫
どうせだから引っ張り出してみて再読。
やっぱり中盤以降の展開は若さとかなんとかハジケまくってる具合が微妙にこっ恥ずかしかったりも
するのですがそれもこれもジュヴナイルだからしょうがないのです。たぶん。

ネット上で他の人の感想を見てみたら、『~異聞』で友美の先祖がアレだと明かされたことで
ガッカリした人が多いみたいで、でもまあアレの血を引いてるだけの人ならお兄さんとかお母さんとか
それ以前に同級生のあの人とかいるわけで最終的に勝ったのは彼女本人が自分で努力して身に付けた
スキルとか根性とかのなせる業なんじゃないかと思うので個人的にはあんまり気になりません。
カンは人一倍いいって言っても周囲の状況の中でそれを押し通すのは大変なわけですし。

●『不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ』パトリック・オリアリー/訳:中原尚哉/早川文庫SF
神林さんのあとがき目当てで買ってしばらく積ん読にしておいたのをようやく読了。
本編がなんていうか大層タルかった。
ラストシーンへ一気に流れ込むくだりはけっこう感動的でもあるけれど、そこへたどり着くまでが
己の忍耐力との勝負って感じで1回読んだらもういいやとかつい思ってしまいがち。

「兄弟という人間関係について」のあとがきはかなり参考になったというか面白かったです。

’04年7月
●『渦動破壊者』E・E・スミス/訳:小隅黎/創元SF文庫
んー、まあ普通に面白かったかなあと。でもちょっと都合が上手く付きすぎか。
「○○について詳細を記述するのは無意味なので省略するが」っての多すぎだし。
『サムライ・レンズマン』のキャットの家族構成を楽しむためにはこっちも先に
読んでおくべきだったもよう。時期的に無理。

ああ、でも私アニメのレンズマン結構好きだったんですよ。TV版の主題歌とか。

●『バッテリー』(1、2巻)あさのあつこ/角川文庫
ええと、今読んだのは児童文学(著者はその分類を拒絶されてるようだけど)だった筈では…
けっしてBL小説とかそういうやつでは……

天然ってすげえなあ。

あと青波くんのイメージが脳内で勝手にシロボンに。

●『鵺姫真話』『鵺姫異聞』岩本隆雄/ソノラマ文庫
『星虫』シリーズ4部作読了。
なんだか他作品とのリンクがガッチリ張られてる分、これだけ単独で読んだら
本編中にほとんど出てこないのにやたらと存在感を強調されてるあの人はなんだろうとか
すごく重要な件ぽいのに全然説明されない固有名詞の数々はなんだろうとか
だいぶ気になっちゃうのでは? という気がしないでもなく。
まあ他2作とセットで読めば色々な裏事情が一つの円環に連ねられていくのが楽しい
ところでもあるけど(『~異聞』だけは完全にリンクを完成させるための話だから
単独では意味を成さないかも)

それはそれとして、変なところで恐怖体験のトラウマを刺激されたお蔭で
お話全体は面白かったけど微妙にイヤーな気分に。
この怖さは人に説明してもなかなか解ってもらえないんだなあ。

’04年6月
●『火星の土方歳三』吉岡平/ソノラマ文庫
読むにあたってバロウズの火星シリーズをまず読んでいてその上に
『燃えよ剣』ほか新撰組関連書籍をそこそこ読みかつ京都で新撰組史跡巡りを
した事がある程度の予備知識を当然の如く要求しているだいぶムチャな本。
いかに今年が久々の新撰組ブームだとて、ほんとに一般人のお客はあんまり
釣れないと思います。

それにしても『サムライ・レンズマン』といい古典スペオペにジャポニズム分を
突っ込む系のネタがわりあいとしっくり行くのはやっぱりアレでしょうか。
荒野の7人とか言うまでもなくホースオペラと時代劇には互換性と親SF性が。

まあなにはともあれ「しからばカオール」で個人的にウケました。

●『イーシャの舟』岩本隆雄/ソノラマ文庫
あれ、この本『星虫』とリンクしてるのか……つかリンクしすぎですよ?
なんかザッピングドラマを切り替え無しに別ルートでそれぞれ最初から最後まで
見たような気持ち。
しょうがないから今度『鵺姫~』も買ってこないとー(結局世界観気に入ってるもよう)

にしても作者の人、貴種流離譚がすごい好きなのかなあ。
個人的にはむしろ嫌いじゃありませんが。
あと「曇ってる珠を磨いたら予想以上に光っちゃって仰天」なシチュエーションも
好きなのかなあ。
個人的にはだいぶ微妙に萌えツボですが。
 

とりあえず過去ログ(1)

 投稿者:近衛礼久  投稿日:2005年 7月14日(木)01時34分34秒
  ’04年5月
●『帝王の殻』神林長平/ハヤカワJA
今までさんざん古本屋探して見つけられなかった本が『膚の下』出たおかげで
普通に本屋で買えるありがたさ。コレで持ってない神林文庫本は『時間蝕』だけです。

それにしても、沙山の叔父さんなんて普通の小説だったら絶対途中でロクでもない
殺され方してそうなキャラだけどやはり神林ワールドは何かが違います。

●『あなたの魂に安らぎあれ』神林長平/ハヤカワJA
前の版の単行本……持ってるのに……
いやまあ装丁が帝王~と揃ってるのもいいかなあとか思ってさ!
でも装丁は揃ってるのに活字サイズは揃ってないのはどうしてですかー
別に厚さと価格まで揃えなくていいんじゃよーギャワー

ちゅうか『膚の下』まだ買ってません。厚いし高いしどうしよう。
サイズ的にも文庫に落ちるまで待ちたいけど装丁が違っちゃったら困るなあ。

●『導きの星IV』小川一水/ハルキ文庫
出るよね? とか言ってたときにはもう出てた模様(恥)。店頭になかっただけみたい。

最終巻という事で、わかんないでもないけど微妙に釈然としないオチ。
ていうかアルミティとだけヨリを戻すのは後の2人に悪い気がするので、
いっそ3人まとめて面倒見るくらいの甲斐性が欲しかったです。

’04年3~4月
●『麦撃機の飛ぶ空』神林長平/ヒヨコ舎
装丁が個性的過ぎ。なんか高いし。(嫌いな感じじゃないけど)
短編の中では「God be with you…」が一番好きかなあ。ラストシーンでちょっと泣かされそうに。
「過速」も上手いっていうかいかにもこの人らしいオチでステキでした。

●『導きの星I~III』小川一水/ハルキ文庫
第一印象がなんか「列強種族のいない知性化宇宙」みたいな。ブリンの。
それプラス小学校の頃に読んだ手塚治虫監修の『まんがで読む世界史』シリーズ
(宇宙人の兄妹が地球文明を観察しに来てるという設定で、コールドスリープで時間を飛ばしたり
時々地球人に化けて歴史の転換点に紛れ込んでたりしてたような結構ウロ憶え)。
文明発達シミュレーションみたいで面白いんだけど結構先の気になるところで以下続刊、だったんで
とりあえず続きが出るの待ち。…………出るよね?(微妙に不安)
それはさておきアンドロイド(正確には目的人格in人工体)3人娘の外見とキャラがなにげに
定石と少しズレてるのが良いかもと思いました。皆かわいいんだけどちょっと怖いし。

●『蟲忍』古橋秀之&前嶋重機/徳間デュアル文庫
小説とコミック&イラストのコラボレーションみたいなそんな感じ。
ボリューム的にちょっと薄いなー、とかブラ3部作くらいのゴテゴテ感欲しかったなー、とか
色々思わないでもなかったけどそれなりに面白く。ナノマシン忍法とかなんかもう無茶な設定燃え。
あと微妙にヘタレで良心的な鴉人くん萌え。

●『三惑星連合』E・E・スミス/訳:小隅黎/創元SF文庫
まあレンズマンシリーズの前日譚っていうかパイロット版加筆訂正っていうか。
個人的にはちょっと、このお話単体ではそんなに面白くないかもと。
コスティガンの活躍するパートはそれなりにいいんだけど、どうにもこのシリーズに出てくる
ヒロインってあんまり好きなタイプじゃないしなー
 

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